はじめに
2020年8月に新しいパソコンを購入し、そこにLinux をインストールしました。
そして、それをセットアップする過程で得られた知見を可能な限り書き留めてきました。
本記事では、書き溜めてきた記事のリンクを分類して貼っていきます。
今後も同様の記事があればリンクを追加していきますので、ぜひ活用してください。
- はじめに
- パソコン本体の購入 (NUC10i5FNH)
- Fedora Server のインストール
- Linux デスクトップ環境の初期設定
- KVMの初期設定と使い方
- Linuxを更に便利に使うためのTips
- おわりに
パソコン本体の購入 (NUC10i5FNH)
愛用のデスクトップPCの故障をきっかけに、10万円でメモリ64GBのミニPCとして、NUCを購入しました。
買い物リスト、構築手順を公式リンクとセットでわかりやすくまとめました。
NUC10 購入にあたり、必要なもの
NUC10のセットアップ手順
Fedora Server のインストール
Fedora のインストール手順をスクリーンショット付きでまとめました。
パソコン用途に着目したパーティションの切り方を是非参考にしていただきたいです。
Linux デスクトップ環境の初期設定
GUI踏み台、普段遣いのパソコンの選択肢はWindowsだけではありません。
進化が進んで使い勝手が大幅に向上した Linux デスクトップのセットアップの仕方を解説します。
FedoraとCinnamon をベースに書いていますが、他のディストリビューションやデスクトップ環境をお使いの方にも応用できます。
是非参考にしてみてください。
Cinnamon Desktop のインストール手順
Cinnamon のインストール手順を紹介しています。
元Windowsユーザー目線でCinnamon の良いところも言及しています。
Linux における日本語入力の設定方法
iBus + Mozc でLinux の日本語入力のセットアップ方法を紹介しています。
iBus + Mozc を選択した理由についても言及しています。
Linux のブラウザが抱える問題の解決方法
Linux のブラウザ特有の癖を解消する方法を紹介しています。
マウススクロールの高速化、動画再生用コーデックの追加、Google Chrome のインストール方法に触れています。
Linux で音が出ない問題の切り分け方法と解決策
Linux で音が出ない問題、非常によくあります。
本記事ではその切り分け手順、及び解決策を紹介します。
特にNUC10にLinuxを入れている方は問題に該当するので、必見です。
Linuxで無線LANが繋がらない時の対処法
Linuxで無線LANを有効化してもSSIDが表示されない問題に対する解決策を2つ紹介します。
また、「デスクトップだから...」といった理由で無線LANがなくても困らない方向けにも、「使わないなら無線を無効化すべき」である理由について書いています。
該当する方はぜひ参考にしてください。
KVMの初期設定と使い方
KVM, QEMU, libvirt というOSSを組み合わせることで、Linux でVMを作成できます。
機能性はVirtualBox や VMware Workstation に劣らないばかりか、VMware vSphere に相当する可能性も秘めていると考えています。
そんなKVMを基礎理論から学び、導入し、VM検証に利用する中で得られた知見を皆様にも共有します。
KVM, QEMU, libvirt の概要
それぞれのOSSがどのように役割分担して仮想マシンを形作っているのか、調べた内容を共有します。
KVMとは一体何者なのか、何となく掴める内容になったと思います。
KVMの初期設定、CLI (virt-install, virsh) によるVM作成
KVMとlibvirtの初期設定手順から、CLIによってVMを作成するところまで紹介します。
KVMは動作要件を満たすのが思いの外難しいです。
トラブルシューティングの情報も断片的に掲載されていることが多いのですが、それらをこの記事で整理しました。
Cockpit GUI によるKVM操作
Cockpit はLinux マシンを可視化・管理するGUIです。
追加パッケージを入れることで、Cockpit からKVM環境を操作して、VMの作成や編集を行うことができます。
Cockpit の機能は発展途上ですが、使い勝手が良いこととRedHat社によって推奨されていることから、Cockpit を今のうちに使っておいて損はないと思います。
使い始めるのはとても簡単です。
Virtual Machine Manager GUI によるKVM操作
Virtual Machine Manager は、Cockpit と同様にKVMを操作できるGUIツールです。
Cockpit がWEBベースなのに対し、Virtual Machine Manager はデスクトップ環境やWindow Manager 上で動作します。
CLI (virshなど) ほどではありませんが、Cockpit と比較してGUIからできることが今のところは多いです。
今後はCockpit が流行る方向で開発が進んでいきそうですが、当面はVirtual Machine Manager も併用すると便利なことも多いです。
Linuxを更に便利に使うためのTips
Linuxの便利機能や便利ツールに関する情報を集約します。
おすすめのLinux Terminal、Tilix の紹介
高機能なターミナルといえばTerminator なども有名ですが、Tilixは以下の利点があります。
- 不具合が少ない (というか、ない)
- 機能が充実している (これはTerminatorも同等)
- 通常のウィンドウとQuakeモードを両立できる (これはTerminatorでもできる)
他にもただのセットアップに終わらず、こだわり抜いたカスタマイズ、トラブル修正方法を紹介しています。
Linux使いの方は是非見てください。
Linux のバックアップツール、Timeshift と rsync
GUI で簡単に設定可能で、高速に動作するシステムバックアップツールであるTimeshift の特徴、使い方についてまとめています。
定期差分バックアップがお手軽に取得できます。
差分バックアップは「前の世代を消したら壊れる」ような複雑で遅くて危うい方式ではなく、どの世代も順不同で高速に削除できるため安心です。
Timeshift はシステムバックアップ用のツールです。
データバックアップ用としてrsyncと組み合わせることで、より完全なバックアップを取得できます。
以下の記事では、これら2つのツールを使い分けるべき理由と、rsyncの具体的な使い方について紹介しています。
LinuxのDesktop Entryの書き方
LinuxデスクトップにMenuという機能があります。
WindowsのStart Menu、MacのLaunchpadやSpotlightと同じく、アプリケーション名で検索して素早く開くことができます。
このアプリケーション一覧のボタンを作り、クリックしたときに内部的にどんなコマンドを実行するかを定義するのがDesktop Entryです。
凝って書くと長くなりますが、シンプルに書けばわずか7行です。
Menuにアプリケーションを追加表示したいなら、Desktop Entryを自分で書いちゃいましょう。
この記事にそのやり方が書いてあります。
FedoraへのSlackインストール
2022年3月1日以降、Fedora公式のRPMリポジトリでSlackの最新版をインストールできなくなりました。
SlackがFedoraへのサポートを打ち切ったためです。
この記事では、RPMの代替手段としてSnapによるSlackインストール手順を紹介しています。
この手順であれば、Fedoraは引き続きSlack公式のSnapリポジトリにアクセスし、Snapパッケージをコマンドによってインストール・更新できます。
おわりに
今後もオリジナリティのある情報があれば記事追加・リンク集を更新していきますので、よろしくおねがいします。